『塩原高尾』忌
2015年12月 4日

『塩原高尾』忌

明日、12月5日は、江戸時代の名妓とうたわれた吉原、三浦屋の二代目高尾太夫の命日です。
塩原高尾は、幼名を『あき』といい、寛永18年(1641年)に、塩原の元湯に生まれましたが、後に
三浦屋へ養女として貰われてゆきました。

明暦3年(1657年)の江戸の大火で家を失い、三浦屋再建のために遊女となりました。
美しく、気立てもよく、教養もあったあきは、たちまち評判となり、みるまに三浦屋を復興させたと言われております。

紋所は紅葉の塩原に因み『いろはもみじ』で、『さむかぜに もろくもくつる もみじかな』の辞世の句を残し、万治2年(1659年)12月5日、19歳で没しました。
法名を『転誉妙身信女』といい、毎年12月に妙雲寺で法要が行われます。

塩原高尾
妙雲寺に佇む塩原高尾のお墓


塩原の古刹、妙雲寺

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