尾崎紅葉文学碑
2009年3月11日
尾崎紅葉文学碑。「俥を駆りて白羽坂を踰えてより、回顧橋に三十尺の飛瀑をふみて、山中の景は始て奇なり。之より行きて道有れば水有り、水有れば必ず橋有り、全渓にして三十橋。山有れば巌有り、巌有れば必ず瀑有り、全嶺にして七十瀑。地有れば泉有り、泉有れば必ず熱有り、全村にして四十五湯、猶数ふれば十二勝、十六名所七不思議、誰か一々探り得べき。」
「続金色夜叉」の冒頭の一説です。塩原三恩人の1人、尾崎紅葉により読売新聞に掲載された連載小説は、熱海の海岸の貫一、お宮の別れの場面が有名ですが、宮鴫沢との失恋により「金の亡者」すなわち「金色夜叉」となった間貫一が、塩原を訪れた際、その自然美を目の当たりにし、次第に失っていた人間性に目覚めて行ったと言われております。
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とちぎにごり湯の会会員 塩原温泉観光協会会員
秘湯の宿 元泉館 6代目湯守見習(専務取締役)君島弘晃
栃木県那須塩原市湯本塩原101番地